サイト売買とは?売買の流れとメリット・デメリットを解説

この記事ではサイト売買(サイトM&A)の仕組みがどういうものか、どういう人が利用していて、いくらくらいで売買されているのかなど。初心者向けに解説をしています。

この記事を読むと
・仕組みがわかる
・始める前に必要なことがわかる
・サイト売買の流れがわかる

流れの説明など、ラッコM&Aの情報を軸にご案内します。

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サイト売買とは?(別名:サイトM&A)

その名の通りWEBサイトを売買することを指しています。
WEB業界としては「WEBサイトを軸とした事業の売買」という意味合い、行為として認知されています。

個人ブログを運営していてお小遣い稼ぎ程度にGoogleアドセンスやアフィリエイトで広告収益を稼いでいる。
これも規模は小さいものの、立派な事業です。

この収益を得るためのWEBサイトを主軸とした事業資産を売買するのがサイト売買というわけです。

一般的なM&Aとの違い

株式取得の伴う企業のM&Aに比べて、サイト売買は基本的には事業譲渡の範囲で行われます。
事業に関わる人の移動を伴わずに、サイトを中心としたデジタルの事業資産の譲渡のみを行います。

  • 譲渡資産がデジタル資産だけであることが多いため、WEB上の移行作業だけで完結する
  • 企業買収のような大掛かりな手続きが不要、当事者間の事業譲渡契約書だけで完了する
  • 人の移動が伴わないので、ケアの必要がない

といったお互いに負荷のかかることが少ないため、簡易に、スピーディに進行するケースが多いです。(取引完了まで、数日~1ヵ月程度)
企業のM&Aに比べてコストがかからないことから、比較的小規模な案件が多く、個人で売買を行うというケースも一般的です。

※数万円~数百万円規模の取引が活発

M&A(エムアンドエー、Mergers(合併)and Acquisitions(買収))は企業や事業の合併や買収の総称です。
事業を営む企業そのものを買収する行為です。
基本的に、その会社の株式を既存株主から譲り受ける形や、新規発行された株式を引き受け、支配権が及ぶ過半数の持ち株比率を獲得することで達成できます。
株式の過半数を取得すると、その会社が所有する資産や、雇用契約を含む契約などの権利類全てを手に入れることができます。
会社が営む一部の事業だけを買収する場合もあります。
この場合は株式の取得は行わず、事業譲渡にて処理を行います。(個人から事業を買収する場合や、サイト売買もこちらに部類されます)

なぜ売れるの?買うの?

既に出来上がっている状態のものを買うことで、0から足り上げるよりもスピード感をもって事業を立ち上げることができます。
何事もそうですが、0から立ち上げるには時間もお金もかかってしまいます。

時間をお金で買うことができる。
また、既に一定の収益性がある(成功している)事業を買うのであれば、立ち上げで失敗するリスクもありません。

こういった事情から、WEBサイト(事業資産)に価値が見いだされて値段が付き、活発に売買が行われています。

どんな人が利用している?

個人売主比率:84% / 個人買主比率:63%

個人ユーザーの利用が中心です。(参考:数字で見るラッコM&A

個人から個人に売買されることもあれば、個人から法人に売却されることもあります。
法人は組織として事業に取り組んでいるため、個人に比べて運営リソースを安定的に確保しています。
そのため、買主としては法人の方が積極的であり、個人よりも多い比率を占めています。

売る人

  • 運営モチベーション低下(あまり儲からない・SEO環境が厳しいなど)
  • 運営リソース不足
  • 赤字
  • 資金調達
  • 事業方針変更

こういった事情を抱えている方が多いです。
個人の場合はリソースに限りがあることから、生活環境の変化などにより手放すということも多いです。

買う人

  • 新規参入
  • 既存事業強化

基本的には事業拡大に意欲的です。
あまりうまくいっていない事業だとしても、0から立ち上げるよりは立ち上げスピードも早いし、低コストでスタートできるということで積極的に買収されています。

例えば検索エンジンからの集客(SEO)を0から伸ばしていこうと考えると、少なくとも半年~1年は根気よく目が出るまで頑張る必要があります。
※既に検索エンジンに高い評価を受けているWEBサイトをお持ちの場合はその限りではありません。

売買される事業資産は様々

  • WEBメディア(個人ブログ、アフィリエイトサイトを含む)
  • ECサイト(Base/Shopify…)
  • WEBサービス

といった基本的なWEBサイトから・・・

  • SNSアカウント(Instagram/X(旧Twitter)…)
  • Youtubeチャンネル
  • ECアカウント(Amazonセラー…)
  • アプリ(iOS/Android…)

これらのWEBを介したデジタル資産を軸にした事業も積極的に売買されています。

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こんなサイトも売れる?

どこかに価値があると見いだされれば、値段が付きます。
こんなサイトも売れるの?と思う前に、一度売りに出してみましょう。思わぬ値段が付くかもしれません。

ネガティブな要素や、事業価値が高くないサイトはテコ入れをする必要が大きいため、高く売ることはできません。
テコ入れのコストを含めても、0から立ち上げるよりスムーズで低コストであるという水準である必要があります。

ネガティブ要因のあるサイトは時期を逃すとずっと売れなくなってしまいます。お買い得に見える金額でスパッと売ってしまうのがおすすめです。(制作/開発費用の回収を考えないのがポイント)

取引の規模感は?

数万円~数百万円レベルの取引が活発です。
大型案件になると数千万円~程度の規模感になってきますが、数億円レベルになるとサイト売買の枠を超えて株式取得が伴う企業M&Aの案件として扱われることが多いです。

いくらで売れる?買える?(相場)

サイトの種類により異なりますが、おおよそ1か月の利益の12カ月~24か月分と考えておいてください。
ここからリスクが高ければ下がりますし、逆に好調でリスクが低いサイトは相場以上の値段で売れることもあります。

大きな特徴がない限りは、基本的には相場の範囲内で売買が成立します。

メリット・デメリット

本当に売っていいのか?買っても大丈夫か?
安易に決断せずに、慎重に考えて実行しましょう。

売る側

メリット
・先々の利益を確実に先取りできる
・不要になった資産を現金化できる
・運営にかかっていたリソースが不要になる
・空いた資金とリソースを使って別のことができる
・サイト運営の事業リスクから解放される
デメリット

・月々の収益を失う
・空いたリソースの振り分け先を考えなければならない
・手放すのが名残惜しい

買う側

メリット
・0から立ち上げるより早い
・運営ノウハウも手に入る
・初月から収益をあげることができる
デメリット

・資金を使ってしまう(買収資金)
・サイト運営の事業リスクを抱える
・リスクのあるサイトを買ってしまうかもしれない

どんなリスクがある?注意点は

WEBサイト運営には非常に多くの要素が絡んでいるため、それに応じてサイト売買におけるトラブルの種類も多岐にわたります。
リスクを把握して、安心安全な取引を行いましょう。

サイト売買はほとんどの場合、オンラインで取引が完了してしまいます。
そのため、面と向かっての取引よりも対応が雑になってしまう傾向があると言えます。

特に買う側において、サイトの状況確認が甘かったことで、後の運営で想定していなかったリスクが顕在化してしまうようなことも起こります。
サイトを買ってこの先の運営リスクを抱えていくのは買う側なので、リスクポイントはしっかりと押さえておきましょう。

以下の記事に失敗例と対策をまとめてあります。

ご利用の流れ

ラッコM&Aにおける、売る場合と買う場合における大まかな流れです。
全てのフローはラッコM&Aのサイト上で行われます。

売る場合の流れ

  • サイト自動査定(任意)
  • 売却サイト登録
  • 売買交渉
  • 事業譲渡契約
  • エスクローサービス
  • サイト移行・検収
  • 取引完了

売却の流れ詳細

買う場合の流れ

  • 案件検索
  • 交渉申し込み
  • 売買交渉
  • 事業譲渡契約
  • エスクローサービス
  • サイト移行
  • 検収
  • 取引完了

購入の流れ詳細

まとめ

以上が大まかなサイト売買に関する説明です。
サイト売買は売る側と買う側、いずれもにメリットがある意義のある取引です。

WEBサイトはメンテナンスがされなければ価値が低下していってしまうので、もし持て余すようなことがあれば、適切に運営をしてくれる方に引き継いでいくことが大切です。
そうした選択肢を多くの人が選択するようになれば、流動性が上がり、価格が維持され、また次の人に引き継ぎやすくなります。

あなたにとって不要なサイトは、誰かにとって価値のあるサイトかもしれません。
サイト売買をうまく活用し、ステップアップしていきましょう!