いまは副業で個人M&Aする時代? たった5万円から始めるサイト売買のススメ

個人でM&A!?たった5万円から始めるサイト売買のススメ
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多様なキャリアの広がりや社会情勢への不安により、「副業」への意識が高まっています。

エン・ジャパン株式会社が2022年、10,378名を対象に行ったアンケートによれば、回答者の60%が「副業を希望している」と回答したそうです。この割合はコロナ禍を経て11ポイント増加したといい、副業収入を通じて生活を安定させたい人が増えていることが窺えます。

そんな副業のひとつとして注目を集めているのが「個人M&A」という手段です。「M&A(企業や事業の買収)なんて、大企業がやるものでしょ?」と思われるかもしれませんが、小規模なものなら数十万円〜数百万円程度でできるケースも。なかでも法人や従業員の引き継ぎが不要な「サイト売買」なら、わずか5万円〜30万円ほどで実施でき、初期投資の少なさから注目を集めているのです。

この記事ではこうしたトレンドを踏まえ、個人M&Aが注目されている理由をデータで解説します。そのうえで、初期投資とリスクをなるべく抑えた「サイト売買」について、具体的なコツをご紹介します。

個人M&Aとは?

そもそも、なぜ今個人M&Aが注目されているのでしょうか。背景にある「2025年問題」も含めて整理しましょう。

個人M&Aが流行っている理由

個人M&Aとはその名の通り、個人によるM&A(企業や事業の買収)のことです。

M&Aというと、大企業が他の企業を吸収合併するようなケースが思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、実際には小規模事業者によるM&Aもひんぱんに行われています。

とくに最近では、中小企業の後継者不足、いわゆる「2025年問題」がM&Aを後押ししています。これは中小企業庁が「中小企業・小規模事業者における M&Aの現状と課題」で示した問題で、2025年までに70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者のうち、約半数に当たる127万(日本企業全体の3分の1)が後継者未定になる状況を指します。

「2025年問題」による倒産を看過すれば約22兆円のGDPが失われる可能性もあるといい、個人M&Aを支援する空気が醸成されているのです。

こうした背景を踏まえ、買い手となる個人の意識も高まり続けています。個人の独立・開業の支援事業を展開する株式会社アントレによると、2022年は「2025年の後継者不在ピークに向け、小規模案件などが一気に急増」し、「個人による成約事例が生まれはじめた」とのこと。

また、同社が2021年10月から本格提供する『アントレ事業承継実践プログラム』への問い合わせ件数は2022年1月〜10月で約1,100件に及び、20代から70代まで幅広い層が関心を寄せていると言います。

成約者の平均譲渡金額は734.3万円(※代表取締役社長就任の事例は除く)と決して安くはありませんが、融資を受けるなどすれば、個人でも不可能な金額ではありません。

個人M&Aは副業としておすすめ?

そんな個人M&Aは、副業に向いているのでしょうか?

結論から言えば、法人や店舗、工場などを譲り受けるM&Aはあまり副業に向いていません。これらの事業譲渡には手間も時間もかかるうえ、従業員などの利害関係者との調整など、心理的な負担が大きいとされるためです。

実際に中小企業庁も、「中小企業・小規模事業者において、6割以上がM&Aについての共感が得られていない」とし、「周りの人になにと言われるかわからないため、躊躇してしまう」「『第三者への会社売却は恥ずべき事』という意識が根強くある」といった生の声を公表しています。これらのビジネスを譲り受けるのであれば、本業にするくらいの覚悟が求められるでしょう。

一方で、Webサイトなどを譲り受ける「サイト売買」であれば、個人の副業レベルでも可能です。データを受け渡すだけで譲渡が完了するため気軽ですし、ほぼモノの取引だけの案件が多いため、コミュニケーションリスクを気にする必要もありません。必要な資金も比較的少額で、安価なサイトなら5万円ほどで売買できます。

初期投資が少なく、コミュニケーションリスクが低く、取引がオンラインで完結する「サイト売買」こそ、副業で個人M&Aをやりたい人に適しているのです。

副業でも取り組みやすいサイト売買のススメ

ここからは、サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』などのWebサービスを運営するラッコ株式会社 代表取締役 坂谷泰翔さんに、副業目的の個人M&Aにピッタリな「サイト売買」について教えていただきました。

※ここからはラッコ株式会社の提供でお送りします

監修:坂谷 泰翔
監修:坂谷 泰翔

サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』や、キーワードリサーチツール『ラッコキーワード』などのWEBサービスを運営するラッコ株式会社の代表。ラッコM&Aは2020年1月のリリースから2年半で成約数1000件を達成、その売買実績からサイト売買市場を分析します。

サイト売買とは?

ラッコ株式会社では、「サイト売買」を以下のように定義しています。

Webサイトなどのデジタル資産を軸としたオンラインビジネス特化のM&A。取引はほぼデジタル資産の譲渡で完結し、従業員等の引継ぎがない簡易的な事業譲渡案件であるため、オンライン完結でクイックに完了する。体験としてはM&Aより「モノの売買」に近い。

売買されるWebサイトは、以下の3パターンであることが多いです。

  • アフィリエイト広告やディスプレイ広告でマネタイズされているサイト(いわゆるアフィリエイトサイト/ブログ)
  • ECサイト
  • 小規模なWebサービス

なお、YouTubeチャンネルやSNSアカウントを使ったメディア事業などの取引も活発ですが、ここではWebサイトに絞って説明をします。(関連記事:YouTubeアカウント・チャンネルの売買は違法? 弁護士が解説

これらのサイトは誰が運営しても一定の収益が見込めるため、売買向きです。反対に、インフルエンサーのブログのように属人性が高い(他人が運営しづらい)Webサイトは、売買の対象になりづらい傾向があります。

サイト売買ではWebサイトを運営する事業を売買するため、形式上は「事業譲渡(M&Aの一種)」ですが、一般的なM&Aよりも取引はずっと簡単です。

たとえばレストランや工場をM&Aする場合は、法人や従業員、必要に応じて許認可や届け出の引き継ぎが必要になりますが、サイト売買に必要なのは主にドメインやサーバーの移管だけ。一般的なM&Aよりも格段に簡潔かつスピーディーです。

しかも取引は基本的にオンラインのみで完結するため、売主/買主ともにやるべきことが少なく、カジュアルに売買が成立するメリットがあります。

その性質から“リピーター”も多く、ラッコM&Aの利用者にも、「もともとは買主として利用していたが、買ったサイトが成長したため、売主として売却した」「いくつものメディアを運営し、連続して売却している」という方が多くいらっしゃいます。

どのようなサイトが売り出されている?

よく売りに出されるサイトは、アフィリエイトサイト/ECサイト/Webサービスの3つに大別されます。売却する理由は人それぞれですが、よくあるパターンは以下のとおりです。

  • 多忙により運営できなくなった
  • 思ったより成果(収益)が出なかった
  • より成果が出ている別のサイトに注力することにした(優先順位が下がった)
  • 規模が大きくなりすぎて個人では管理しきれなくなった
  • まとまった資金が必要になった

売りに出されるサイトはすでに収益化が進んでいることもあれば、リソース不足などの理由により、ポテンシャルを伸ばしきれていないこともあります。たとえ収益化が完了していても、サイトというのは更新しなければ価値が下がっていきますので、「放っておくだけで儲かるサイト」はないと考えるのがベターです。

そのうえで、サイトを売買するメリットはちゃんとあります。それは、立ち上げの手間と時間を“お金”でショートカットできることです。

ゼロからWebサイトを立ち上げるには手間もお金もかかります。そしてどれだけエネルギーを注いだとしても、SEOでの集客(Google検索で検索上位にランクイン)ができて、広告収益が出るまでには1年以上かかるのが普通です。

それを踏まえると、サイトの立ち上げとコンテンツの制作、サイトのパワーアップがすでに行われたWebサイトを譲り受けることで、お金で手間や時間をショートカットできるメリットがあるのです。

サーバー移転/ドメイン移管の自信がない人でも大丈夫

Webサイトを譲り受けるのは比較的簡単で、サーバー移転とドメイン移管をする(サイトを引っ越す)だけで完了します。

とはいえ、初心者にはいずれもとっつきづらい作業ですよね。ラッコM&Aでは分かりやすいマニュアルを用意していますが、サーバー会社ごとの癖もあるため、ITリテラシーに自信がない方だと心理的な負担が大きいかもしれません。

WordPress? FTP? ドメイン移管?

そうした方向けに、33,000円(税込)でサイト移行を代行するラッコM&Aの「サイト移行代行」サービスもございます。このサービスを利用していただければ、サイト売買後の引っ越し作業は“おまかせ”でOK。

さらに、移行先にラッコインフラ(ラッコドメイン + ラッコサーバー)を選んでいただければ、移行代金が0円(売主が利用する場合)または16,500円(税込)になります。

※ラッコM&A独自機能であるリアルタイム譲渡に対応した案件の場合は、サーバー移転とドメイン移管が無料かつ自動で完了します。

移行作業で心が折れてしまうと、肝心の運営をスタートさせられません。せっかく入手したサイトを無駄にしないためにも、プロの手を借りる選択肢をぜひ持っていただければと思います。

サイト売買のメリット/デメリット

では、サイト売買のメリット/デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。ここでは買主側(購入側)のものを見ていきます。

サイト売買のメリット

サイト売買のメリット

サイト売買(買主側)のメリットは、先述した「お金で手間や時間をショートカットする」に加え、「不確実性を排除できること」も挙げられます。

ゼロからWebサイトを立ち上げた場合、そのサイトが“当たる”かどうかは時間が経つまで分かりません。場合によっては、相当なエネルギーを注いだにもかかわらずまったく実りがないこともあるでしょう。

その点、すでに運営実績のあるWebサイトであれば、ベースとなる数字がそろっているため、成果につながるかどうかを予測しやすいメリットがあります。また、ラッコM&Aの場合は「検収(コンテンツの受け取り)から1ヶ月間は売主からサポートを受けられる」契約を結ぶことが多く、サイトを成長させるために必要なノウハウを売主から学ぶことができます。

※注意
サポートに関する認識は売主・買主で食い違うことがあります。自身のリテラシーを伝えた上で、そもそもサポートを得られるか、得られる場合は期間と頻度、サポート内容について交渉段階で認識合わせを行いましょう。

もちろん、最終的に運営するのは買主なので、買主側にも基本的なSEOやサイト運営の知識は必要になるでしょう。それでも「サイト運営者の生きたノウハウ」を伝授してもらえる機会はかなり貴重なはず。その意味では、今後Webマーケターを生業にしたい方が「教材」としてサイト売買・運営を経験するのもおすすめです。

収益化改善機能

ちなみにラッコM&Aでは、サイト売買完了後に収益改善の提案を受けられる「収益化改善」機能を提供しています。

これは、M&AされたサイトをラッコM&Aの提携ASPに共有することで、そのサイトに適したアフィリエイト広告の案内を受けられる機能となっており、現状よりも単価が高い商材を導入できたり、意外なキャッシュポイントを発見してもらえたりする機能となっています。

提携ASPは大手有名サービスを含む9社(2023年3月現在)。サイトを買収後、効率よく収益化に取り組めるのもラッコM&Aの大きな強みです。

サイト売買のデメリット

サイト売買のデメリット

とはいえ、サイト売買にはリスクやデメリットもあります。

もっとも大きなリスクが、売主が重大な情報を隠し、相場以上の値段で売ろうとするケースです。Webサイトに限らず、不動産売買などでもよく起こるトラブルですね。高く売りたいという心理が働きやすいため、都合の悪い情報は積極的に開示されない場合もあります。

ラッコM&Aでは下記のような対策を施し、悪意ある取引が行われないように最大限のサポートをしています。ある程度はラッコM&Aの仕組みを信頼していただいたうえで、「ノーリスクの取引など存在しない」と気を引き締めておくとより良いでしょう。

  • サイトの掲載審査時点で、収益性の数値情報に明確な矛盾や違和感がある場合は、エビデンス(証拠資料)の提出を指示する
  • サイトの審査時点で、ブラックハットSEO(Googleの評価が下がりかねない非推奨のSEO対策)の
  • 形跡が確認された場合は、案件概要に明記するよう修正指示をする
  • 検収完了後の契約で定めたサポート期間に連絡が滞る場合、ラッコM&Aからも対応を促す

リスクを完全にゼロにすることは難しいですが、たとえオンラインのやり取りであっても、メッセージの丁寧さやスピード感などから見えてくる人柄もあるはずです。売買の際は、サイトの成長可能性だけでなく、対応の質や誠実さにも注意を払うことをおすすめします。

なお、成果が出ていない小規模なサイトにおいては、むしろ騙すポイントが少なくなるので購入する場合のリスクは低下します。そういった意味でも、サイト売買初心者には数十万円以下の小規模サイトの買収がおすすめです。

個人M&A vs サイト売買

サイト売買は、一般的なM&Aとどのように違うのでしょうか?

飲食店や美容サロン、工場等をM&Aする場合を考えてみましょう。これらのビジネスは地域や人に紐づいているため、「店主の人柄が好きで……」「このシェフの味じゃないと……」といった“常連”の存在が無視できません。

この場合、M&Aによってオーナーが変わるとお客様が一気に離れる恐れがあり、せっかく事業を手に入れてもうまくいかないリスクがあります。引き継ぎも複雑になる傾向があり、法人や従業員、建物や許認可等を引き継ぐだけでも相当な手間と時間がかかります。

いっぽうWebサイトの運営は、とくにGoogle検索からの安定的な流入(SEO)をメインとしているサイトの場合、過去の資産(記事)により集客が持続するため、運営者が変わったからといって急激にアクセス数が低下したり、収益がなくなったりすることは起こりにくい傾向があります。売買金額(初期投資)も少額からでよく、譲渡も簡単です。しかも、手をかければかけただけ収益のチャンスを得やすいビジネスでもあります。収益の再現性が高いサイト売買は、個人M&Aにぴったりなのです。

サイト売買の流れ

ここからは、実際にサイトを売買する流れを見てみましょう。

ステップ1. 案件一覧にアクセスする

ラッコM&A 案件一覧

ラッコM&Aの案件一覧ページにアクセスすると、案件情報がズラリと並んでいます。

ちなみに、2023年3月時点で受付中の案件情報は450件以上。この中から予算やジャンル、今後の成長可能性など条件に合う案件を探していくことになります。毎日10件前後の新着案件が掲載されるため、ニーズにあった検索条件を保存して通知設定をすることがおすすめです。

ステップ2. 売りに出ている案件から、条件に合うものを探す

一覧を開いたら、自分が買いたいと思えるサイトを探しましょう。ただし、ECサイトやWebサービスの運営には比較的高度なノウハウが必要になるので、初心者はアフィリエイトメディアから探すのが良いでしょう。

まだ収益が出ていないサイトの場合、5万〜30万円が売買相場になります。立ち上げをショートカットしたいだけであれば、簡易なサイトを5万円ほどで買うのも手。「収益化実績あり」「レビュー記事あり(権威性の高いコンテンツがある)」などのアピールポイントを考慮に入れながらおトクな案件を探しましょう。数十記事以上のコンテンツがあり、検索エンジンからのアクセスが伸びてきているサイト(SEOで評価されてきている)サイトはおすすめです。

すでに収益が出ているサイトの場合、収益の12ヶ月〜24ヶ月分が売買相場になります。収益1万円/月くらいであれば20万円前後、10万円/月くらいであれば200万円前後が売買価格になります。

掲載されている金額はあくまでも売主の「希望売却価格」なので、価格交渉をすることで値下がりするケースは十分あります。いいサイトだけど、予算が合わない……と思っても、一度交渉にトライしてみてください!

ラッコM&A 掲載案件における価格分布

▲全体の約70%のサイトが100万円以下で売買されている(出典:ラッコM&A)

探すにあたって、注意したいのがジャンルです。良質なコンテンツを制作するにはそのジャンルの知識が必要になるので、仮に収益が出ているとしても、まったく知らないジャンルは避けたほうが無難です。どうしてもチャレンジしたいのであれば、外注のスタッフでうまく回せるのかを慎重に考えてみましょう。

外注で運営する場合はクラウドワークスなどのクラウドソーシングなどを活用して、適切な外注先(記事を書いてくれるライターさんや編集者さんなど)を探してみましょう。
ただし、いい外注さんかどうかを判断するために成果物を評価できる目が必要なことは変わらないため、やはり自分が理解できるジャンルがおすすめです。

ステップ3.気になる案件に「交渉申込み」

ラッコM&A 交渉申込画面

うまく条件に合うサイトが見つかったら、「交渉申込み」ボタンを押します。このボタンを押すと、買主の名前・会社情報・メッセージ等が売主に開示されます。開示された情報を見た売主が「承認」すれば、売買交渉がスタート。売買の対象となるWebサイトのURLや、エビデンスなどの添付資料(ある場合)も閲覧できるようになります。コンテンツの質やコピペの有無、掲載情報との齟齬がないかを慎重に確かめましょう。

また、この時点ではあくまでも「交渉」ですから、気になることはどんどん質問しましょう。もっともアクセスを集めている記事はどれなのか、商材はどれか、ASPの特別単価は適用されているのか(特別単価は移管できるのか)など、サイトの価値の根拠をしっかり説明してもらうようにします。Googleの影響を受けやすいジャンルなど、リスクが高い案件であれば値下げ交渉をするのもアリです。

ステップ4. 購入を提案する

交渉内容に納得できたら、売主に「購入提案」をします。売主はそれぞれの買主から送られてきた提案を吟味したうえで、売却先を決定します。

ステップ5. 事業譲渡契約を結ぶ

売主が売却先を決定したら、細かい取引条件を確定させて契約書の作成・締結を行います。ラッコM&Aでは取引条件を入力するフォームを用意しており、必要な事項を入力するだけで弁護士監修の事業譲渡契約書(売買契約書)が作成できるようになっています。契約書の作成は売主の操作で行いますので、盛り込みたい内容がある場合は売主に伝えましょう。

この内容だけでは不十分だ(他にも盛り込みたい内容がある)という場合は、ご自身で作成した契約書を使用するように交渉してもよいですし、ラッコM&A専属の弁護士に無料でチャット相談することもできます。「この契約で生じうるリスクを知りたい」「売主がサポート期間に返答をしない場合、何らかのペナルティを課したいので文面を考えて欲しい」など、気軽に相談することができます。

契約書の文面が決まったら、いよいよ契約を結びます。ラッコM&Aは電子契約サービス『DocuSign』と自動で連携していますので、紙の郵送や押印の必要はなく、オンライン上で契約が完結します。ラッコM&Aのシステムで生成した契約書を連携するため、作成した契約書を電子契約サービスにアップロードする際にすり替えられてしまうというようなリスクも回避できます。

ステップ6. 購入代金を入金する(エスクロー入金で安心!)

契約が締結できたら、サイトの購入代金を支払います。なお、ラッコM&Aでは、売主がサイトの譲渡を完了させるまで買主のお金をラッコが預かる「エスクロー入金」を採用しています。売主による「持ち逃げ」が起こらないシステムなので、安心してお支払いください。

ステップ7. サイトの移行(引越し)をする

代金の支払いが終わったら、サイト本体や必要に応じてGoogle Analytics/Google Search Consoleの管理権限などを譲り受けます。このうち、サイト本体の引越しは「サイト移行代行サービス」でラッコにおまかせすることもできます。

ステップ8. サイトの検収をする

移行が完了したら、譲渡対象物に不備がないか確認を行います。問題がなければ検収完了(検収合格)として、取引が完了します。

収益が出ていないサイトは基本的にモノ(ドメインやサイト)の移行が終わればその時点で検収完了とするケースが一般的です。

収益が出ているサイトの場合は、収益のエビデンス(証拠資料)では見抜けないような万が一の収益偽装のリスクに備えて、事前情報と相違ない収益が発生するかどうかも含めて一定期間確認をする場合があります。

実態があまりにも事前情報と乖離しているようなら、話し合って解決をはかります。(取引中止や減額など)

なお、売買の代金は検収期間が完了した時点で売主側に振り込まれます。買主としては検収期間は長ければ長いほどよい(慎重に確認したい)と感じるものですが、あまり検収期間を長くとると、早く現金化したい売主から売買契約を断られてしまうリスクも高まります。原則、検収期間は長くても1ヶ月ほどが限度だと考えておきましょう。

ステップ9. 検収が完了すれば、売買終了!

何事もなく検収期間が終了すれば、売買は終了となり、代金が売主に振り込まれます。ここからは買主の腕の見せどころです。しっかり手をかけて、良いサイトに育てていきましょう!

サイト売買で気をつけるべきポイント

ここまでの話を踏まえて、サイト売買で気をつけるべきポイントは以下のとおりにまとめられます。

ポイント1. そのサイトが売りに出された理由を見極めよう!

売りに出されるWebサイトは、何らかの理由で「うまくいっていないWebサイト」であることが多いです。これを踏まえて、売買の際は「そのサイトが売りに出された理由」をしっかりと見極めましょう。

たとえばアクセスが減少している場合、その理由が「更新頻度が低下しているから」なら更新頻度を上げればよいですが、「悪質なコンテンツのせいでGoogleにペナルティを課されている」なら買わないほうが吉です。

※リスク対策
Googleサーチコンソールに「手動の対策」が表示されていないか売主に確認をしましょう。売却時にGoogleサーチコンソールの管理権限も移行すれば虚偽があった時に取引を中断することができます。嘘をつかれても最終的にはバレます。

ポイント2. サイト売買の相場はいくら?

先述した通り、サイト売買の相場は収益の12〜24ヶ月分が目安です。参考までに、ラッコM&Aでの平均取引相場は18ヶ月分ほど。ただしYMYL(※)ジャンルなど、短期間で収益が下がるリスクがあるサイトは6〜12ヶ月分ほどで売買されることもあります。一方で、生活に根ざした取り組みやすいテーマを扱うサイトは人気が高く、値段も上がる傾向にあります。

※「Your Money or Your Life」の略。商品やサービスの購入が人生に大きく影響しやすいジャンルのことで、ニュースや時事問題、金融、健康等が該当する。これらのジャンルはGoogleによるアップデートの影響を受けやすい(収益が急激に下がるリスクがある)。

収益ゼロのサイトであれば、コンテンツ量(記事)や扱っているテーマのトレンド感や市場規模、そのほか付加価値によって値段が決まります。安い案件では5万円ほどのものもありますし、期待感によっては10万円以上の値段がつくこともあります。

ポイント3. サイトを購入したら、どう運用すべき?

購入したサイトは、しっかりと手をかけて育てていきましょう。一般的にWebサイトは、頻繁に更新したり、そこにしかないオリジナルな情報を掲載したりすることによってGoogleからの評価が高まり、検索結果画面の目立つところに配置されるようになります。

街のお店などと同じで、目立つ場所にあるサイトにはたくさん人が集まるもの。集まったお客さんに広告を見てもらったり、商品を購入してもらったりすることができれば、サイトを経由して収益が生まれる(収益化できた)状態になります。

そのためにはまず、購入したWebサイトにどのようなコンテンツが足りないのかを調べる必要があります。調査には『ラッコキーワード』等のキーワードリサーチツールを使い、アプローチしたいお客さんが求めている情報のうち、取り逃がしているキーワードがないか確認します。新しいキーワードが見つかったら、それに対応するコンテンツを制作し、公開していきましょう。

あわせて、既存のコンテンツをより充実させていくことも大切です。既存コンテンツの品質を高めるには、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどでお客さんの行動を確認することが有効です。もしもお客さんがサイトを訪れてすぐに閉じてしまっている(離脱されている)ようなら、サイトが提供する情報が足りず、お客さんの要望を見たせていないのかもしれません。こうしたズレを確認しながら、記事の内容をよりユーザーニーズを満たせる方向にリライト(書き直し)していきましょう。

お客さんにおすすめする商品や広告内容の見直しも欠かせません。お客さんが気持ちよく買える商品かを丁寧にチェックし、別の商品に置き換えたり、新たな商品を追加したりしましょう。たくさんお客さんが買ってくれるようになれば、商品を提供してくれる「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)」などから特別な単価や有利な条件を提案してもらえるかもしれません。

いずれも地道な改善ですが、粘り強くトライすれば収益アップは可能です。実際にラッコM&Aには、月の収益が1万円くらいのサイトを購入し、1年ほどかけて月の収益を5万円にまで育て、今度は売主としてM&Aをされた方もいます。売上が5倍になれば売却額も5倍以上になりますから、数十万円の利益が出たはずです。

事業である以上、すべてのケースが成功する保証はありませんが、手をかければかけただけチャンスが広がるのは事実。少しずつノウハウを貯めながら、着実にサイトを育てていきましょう!

サイト売買を副業で始めるならラッコM&A

この記事では、個人でも少額&気軽に実施できるM&Aの選択肢のひとつとして「サイト売買」のメリットとリスクをご紹介しました。

数千件の案件が掲載され、成約数も1700を超える「ラッコM&A」なら、自分に合った予算・テーマのWebサイトがきっと見つかるはず。めんどうなサーバー移行/ドメイン移行も有償でラッコ側におまかせできるため、「移行作業で心が折れてしまった」ということもありません。

「ラッコM&A」は、案件一覧を見るだけなら登録不要です! 5万円以下で買えるアフィリエイトサイトやECサイト、Webサービス、SNSアカウントなど個人向けのスモールビジネスが多数売買されています。副業の一つとして、「サイト売買」を選択肢に入れてみませんか?

(執筆:夏野かおる 編集:じきるう)

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