サイト売買は稀に詐欺によるトラブルが起きる場合があります。
主な詐欺被害は買主が被るものですが、これらはしっかりと検収期間を設けることにより金銭的な被害を防ぐことができます。
アクセス数、アフィリエイト広告の成果発生、ECサイトの売上などの実際に運営してからでないとわからないような数字において、偽りがなかったかチェックをします。
仮にこの時点で虚偽が発覚した場合は、検収は不合格となり取引は中止、売買代金は買主に返還されます。
サイト売買の詐欺が起こることは実際のところ多くはありませんが、詐欺の手法と防衛策を知っておくことはとても有益です。
サイト売買で実際に起こりうる詐欺行為とその防衛策をご紹介します。
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取引完了スピードに徹底したプラットフォームです。あらゆるアクションを効率化し、安心かつ最速でサイト売買を行えます。
目次
サイト売買で発生する詐欺とは?
サイト売買の詐欺は売主、買主どちらの側でも被害にあう可能性があります。
売却、購入それぞれの側から起きる詐欺をみてみましょう。
【売主・買主被害】サイトが引き渡されない、売買代金が払われない(持ち逃げ詐欺)
これはサイト売買サービスを介さずに取引をした場合に起こりえる問題です。
売主・買主どちらの場合でもありえます。
売主のリスク:先にサイトの引き渡しを行ったのに、売買代金が支払われずにサイトを持ち逃げされてしまう。
買主のリスク:売買代金を支払ったのにサイトが引き渡しされない。
持ち逃げ詐欺に対する防衛策
サイト売買サービスが提供するエスクローサービスを使うことにより、このリスクは完全にゼロにすることができます。
信頼のおける第三者が買主からサイト売買代金を一時的に預かり、サイト移行完了後、問題が無いことが確認された後に売主に送金される仕組みです。
お互いが正常に取引を完了させることにより、売買代金の移動が確定します。
【売主被害】サイトの重要な情報が抜き取られてしまう(買う買う詐欺)
サイト購入を検討するフリをして、売却予定のサイトの重要情報を抜き取られてしまう場合があります。
サイト売買の交渉では、掲載されているサイトの情報に虚偽が無いか確認するために、買主から様々な情報の開示を求められます。
- Googleアナリティクスなどのアクセス解析情報
- Googleサーチコンソールの情報
- その他集客手法、収益化手法に関する情報など…
これらの情報はサイト運営における重要な情報であり、詳細に開示してしまうと、模倣されてしまって競合サイトを増やしてしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。
この問題の質が悪いところは、サイトを売却するには情報開示は避けては通れないと言うこと。
そして、情報収集目的で交渉したかどうかを断定することができないと言うことです。
成果が出ていないサイトの売却においてはあまり気にする事はありませんが、成果が出ているサイトほど、情報目的の交渉が増えてしまうリスクは上がってしまいます。
情報収集目的の交渉に対する防衛策
開示情報を限定する
言われるがままに情報開示せずに、サイト運営のコアになる情報はできるだけ開示する相手を限定しましょう。
特に極めて重要な情報(サーチコンソールの閲覧権限など)は契約後のサイト移行段階で開示する方向でも良いかと思います。
交渉相手を限定する
ラッコM&Aでは交渉申込みが入った際に、買主の以下の情報を見ることができます。
- 属性(個人/法人)
- 会社名
- お名前
- 本人確認ステータス
- ラッコM&A利用情報(利用開始日/交渉申込数/売買実績)
- 売主が設定したの質問に対する回答
- 買主からのメッセージ
例えば、過去に交渉申込を100件もしているのに売買実績が0件など・・
こういった場合は情報収集目的、または買う気が薄いのかもしれません。慎重に売却活動を行いたい場合は交渉をお断りするのも手です。
結果、本来の目的であるサイト売却が遠のいてしまうかもしれません。
信頼できる買主さんだと思ったら積極的な情報開示を!
【買主被害】サイト情報が虚偽である(あるある詐欺)
購入を検討しているサイト情報のエビデンスを偽り、サイトに価値があると見せかけて騙す場合があります。
サイト売買サービスでは、掲載時点で審査が行われて、明らかにおかしいものは掲載見送りにされたりしますが、売主・買主が直接交渉して取引するタイプの「直接取引」形態である場合は、ここの情報の真偽確認を行っていない場合が一般的です。
そのため、売主と交渉する際には必ず案件情報が真実であるか、確認を行いましょう。
成果(アクセス、売上情報)が虚偽
売主から提示されたサイトのPV数や売上などの情報に虚偽がある場合があります。
本当はアクセス数や売上が少ないのに「これだけの成果が出ているから価値がある」と騙します。
成果偽装に対する防衛策
アクセスや売上の成果が確認できる管理画面のスクリーンショット(キャプチャ画像)などのエビデンス(証拠)を提出してもらいましょう。
ただし、画像データは偽装する余地があるため、
ログインから成果確認ページまでの遷移を撮影した動画の方が信頼できます。
※最近ではZOOM等で画面共有してもらいつつ、リアルタイムで見せてもらうと言うことも
アクセス情報に関しては、Googleアナリティクスを使われている場合は閲覧権限を付与してもらって、実際の画面を見させてもらうのが最も安全です。
※重要情報であるため、ある程度交渉が進んでからでないと断られる可能性があります。
エビデンス偽装はほぼ発生しない
エビデンスが偽装されていると言う問題は、現実としてほぼ発生しません。
何故かと言うと、どの道サイト移行後の検収期間中に発覚する可能性が高いからです。
なので、小規模案件においては、検収期間中に違和感を感じた場合に、詳細なエビデンスチェックを行うと言う流れが一般的です。
仮にこの時点で虚偽が発覚した場合は、取引は中断されます。
ラッコM&Aでは1000件以上の成約案件がございますが、取引完了後にエビデンスの虚偽が報告されたことはありません。(2022年7月19日時点)
サイト内容が虚偽
サイトのコンテンツや運営方法について虚偽の説明をしている場合です。
サイトコンテンツの権利を保有していない(記事・画像)
サイト内の記事がオリジナルではなく他サイトからの無断転載、画像の無断利用などです。
ブラックハットSEOによるサイト運営
ブラックハットSEOとは、過度に自作自演でリンクを張っていたり、中古ドメインを使用すると言った、一般的なSEOで推奨されていない手法でトラフィックを獲得しているリスクのある集客方法です。
検索エンジンのガイドラインに反する手法であるため、ある日突然検索エンジンからの集客が激減してしまう可能性があります。
ネガティブな情報であることから、この情報がきちんと説明されていない場合があります。
通常のサイトよりもリスクが高い分価格が付きにくくはありますが、双方納得の上であれば問題にならないため、売買されている実績はあります。
サイト内容の虚偽に対する防衛策
コンテンツ製作の確認
サイトのコンテンツ(記事、画像)の制作方法を売主に確認します。
記事であれば売主が作成しているのか?外注しているのか?を聞きます。
気になる記事があればコピーチェックツール(CopyContentDetectorなど)を利用して無断利用がないかを確認します。
画像は著作権フリーのものなのか?有料で使用しているものなのか?
無断利用はないか?を売主に確認します。
気になる画像はGoogle画像検索で類似の同じ画像が他サイトでも使われているか確認することもできます。
※Chromeの場合は画像を右クリックして、「Googleで画像を検索」をクリック
「検索で同じ画像がたくさんみつかる=無断使用してる!」
ではないので注意!
ブラックハットSEOの確認
SEO集客が主である場合は、自作自演リンクや、中古ドメインの使用を行っているかなどを確認しましょう。
被リンクチェックツール(Ahrefsなど)を使用し、自作自演リンクの様なものが無いか確認してみても良いです。もし、怪しいリンクを見つけたら売主に確認してみましょう。
中古ドメインの確認方法
Internet Archive Wayback Machineを使用することで、そのドメイン名で運営されていた過去のウェブサイトを確認することができます。
ドメイン名で検索をしてみて、現在のサイトの公開日以前に運営歴がある場合は、中古ドメインということとなります。
しかしながら、売主が意図して中古ドメインを使っているかどうかを断定する材料にはなりません。
期限切れになったドメイン名は誰でも取得できる状態になります。
たまたまほしかったドメイン名が過去に誰かによって使われていたと言う状況は往々にしてあります。
ただ、サイト名とドメイン名が一致していない場合は意図して使っている可能性があります。
サイト移行後に虚偽がわかった場合
売買交渉時に数値や内容について注意し確認をしても、いざ契約が完了し移行完了後の検収期間中に虚偽が発覚する可能性があります。
サイト移行後の防衛策
サイト売買サービスが提供するエスクローサービスを使うことにより、リスクをゼロにできます。
買主が検収合格としない限り、売主にお金は支払われません。
検収期間中にサイトへの疑問や問題が見つかれば、まずは売主に問い合わせをし、売主・買主双方で問題解決に取り組みます。
例えばアフィリエイトリンクの張り間違えなどで、成果の発生が不十分になっているなどの不備は起こりがちです。
サイト移行完了で安心してしまい、検収作業をほぼせずに検収完了としてしまうことがあります。
成果の確認はある程度時間を掛けなければ行えないので、検収期間はしっかり使い切りましょう。
サイト売買で詐欺のリスクを下げるには
サイト売買で起こる詐欺の事例と防衛策をご紹介しましたが、更に詐欺リスクを下げることは可能です。
詐欺防衛策を必ず実践する
前述した売主・買主に起こる詐欺事例の防衛策を必ず実践します。
やり取りが煩雑になることはありますが、疑問や課題を「これは聞かなくてもいいかな」と曖昧にしてしまうと後に大きな問題になることがあります。
確認すべき点は抜け漏れなくチェックしましょう。
信頼できるサイト売買プラットフォームを利用する
サイト売買プラットフォームを利用すると、詐欺のリスクを下げることができます。
特に成約実績の多いサイト売買プラットフォームには、サイト売買のノウハウや安心して取引できる仕組みが用意されています。
特に本人確認機能が用意されており、相手の身元がはっきりしていると強い牽制になります。
透明性のある取引を行うことでトラブルを未然に防ぐことができます。
契約書で詐欺リスクを回避する
サイトを購入したあとに詐欺が発覚した場合でも、契約書をきちんと作成しておくことでリスクを回避することができます。
万が一のトラブル発生を考慮し、弁護士などの専門家に相談しつつ、契約書を作成しましょう。
なお、基本的なトラブルについては、サイト売買サービスが提供する契約書の雛型でカバーされています。
サイト売買の相談は成約実績2022年No.1のラッコM&Aへ
サイトを売買する環境が整ってきたことで、個人でサイトをお持ちなら気軽に売買できるようになりました。
参考:個人のサイト売買が活況!1万円~個人ブログやアフィリエイトサイトが売れる?
とはいえ初めての売買では、法律やサイト移行など慣れないことの連続で、詐欺のリスクにも注意をはらうというのは大変なことですよね。
サイト売買に興味があるけど利用が不安・・・
そんな時はぜひ一度ラッコM&Aに相談してみませんか?
ラッコM&Aには2022年成約数No.1のサイト売買プラットフォームです。
利用者の安心安全のため、透明性のある取引の仕組みを用意しています。
(参考:数字で見るラッコM&A)
本人確認機能
売主・買主共に本人確認済みかどうかが公開されます。
売主は、売却案件登録時および編集時、買主は交渉申込時に、本人確認が必要です。
交渉はチャットですべて履歴が残る
ラッコM&Aではサイト売買時のやりとりはすべてラッコM&Aの専用チャット(削除不能)で行われます。
売買の際に起こりがちな抜け漏れや「言った・言わない」などのトラブルを未然に防ぐためです。
必要項目を埋めるだけで弁護士監修の契約書が作成できる
ラッコM&Aではオンラインでフォームの必要項目を埋めるだけで、弁護士監修の事業譲渡契約書(売買契約書)を作成できます。
また、電子契約を採用してるので契約書へのサインもオンライン上で完結。
すべての手続きがラッコM&A上のシステムで動いているので、契約書を途中ですり替えられるようなリスクも発生しません。
弁護士に無料チャット相談できる
契約書を作成する際に、わからないことはラッコM&Aの専属弁護士へ無料相談が可能です。
この場合どのような文言を入れればいいか?など、気軽にチャットで相談いただけます。
エスクローで金銭リスクをゼロに
ラッコM&Aにはエスクローという仮払いシステムがあります。
買主は売買代金をラッコM&Aに一時的に預けます。
取引完了まで売買代金は安全にラッコM&Aで保全されるので、持ち逃げ詐欺が発生しません。
成約の数だけ事例があると言って差し支えないでしょう。
ラッコM&Aは多くの成約実績をノウハウとして利用者の安心安全のために仕組み化していますので、サイト売買を行う際は、是非ご利用ご検討ください!