記事で紹介した商品購入やサービスの利用登録がされることで、広告収益を得られるアフィリエイト(成功報酬型広告)ブログ。個人でも気軽に始められるWebビジネスとして人気です。
近年はWebサイトを売買する「サイト売買」が活発になっていることに伴い、このようなアフィリエイトブログの売買が活発になっています。
ほとんど収益の無い個人の趣味ブログや放置サイトなど、一見売れなさそうなものでも値段が付く事例は多く、特に近年では個人による取引が増えています。
この記事では、サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」における1,050件の豊富な成約事例を元に、売却の相場や高値が付く評価ポイントと売却事例、最後にブログ売却の基本的な流れを紹介していきます。
目次
ブログ(WEBメディア)売却の相場
アフィリエイトやGoogleアドセンス(クリック課金型広告)による広告収益を得ているブログ(WEBメディア)の売却価格の目安は「1ヶ月の利益×12~24か月分」が基本です。VOD・漫画配信サービス紹介といった人気ジャンルであること、専門性や質の高いコンテンツが多いことなど、利益以外にも強みがあると相場よりも高い値段で売れる場合があります。
「目安は分かったけれど、実際はどれくらいの価格で売れてるの?」「利益が出ていないブログはどうやって値段をつければいい?」そんな疑問を解消するため、ここからは掲載数・成約数No.1のサイト売買サービス『ラッコM&A』の豊富な売買実績を活用し、1,050件のWEBメディアの成約事例から分析した売却価格に関するデータをご紹介します。
1.利益が出ている(月間営業利益が1万円以上)のサイトの売却相場
月間営業利益が1万円以上あるサイトの成約済み案件434件を対象に、成約金額と月間利益の比較(利益の何ヶ月分の価格で売れたか)の平均値を調査したところ、約17.8倍(利益の17.8ヶ月分)という結果でした。売却価格の基本目安は「1ヶ月の利益×12~24か月分」ですので、まさに目安に沿った結果と言えます。
成約金額に対する月間利益の倍率ごとの割合を多い順に見ていくと、「利益の12ヶ月~24ヶ月分の価格で成約」が約4割を占めます。「6ヶ月以上12ヶ月未満」が28.8%、「24ヶ月以上(2年分以上)」が21.9%、「6ヶ月未満」が8.5%です。
「利益2年分以内」が約8割を占め、2年以上を詳しく見ると「利益3年分以内」が93%を占めることがわかるため、このあたりが上限と言えそうです。
2.利益が少ない(月間営業利益が1円以上1万円未満)サイトの売却相場
月間営業利益が1円以上1万円未満のサイトの成約事例378件における平均成約価格は約19.5万円(195,731円)です。成約金額と月間利益の比較(利益の何ヶ月分の価格で売れたか)という観点では、全体の85%が「利益の24ヶ月分以上」の価格で成約しています。このことから、収益が少ないサイトの場合は基本相場(利益の12~24か月分)の考え方よりも、類似案件の成約価格を参考にする方が「安売りしすぎてしまった」というリスクを抑えられると言えそうです。
成約価格の分布を見ると「10万円未満」が23.0%、「10万円30万円未満」が58.5%、「30万円~50万円未満」が12.4%、「50万円以上」が6.1%でした。全体の半数以上が「10万円~30万円未満」で売れていることから、利益の少ないブログを売却するときはこの価格帯を一つの目安にすると良いでしょう。
PV・記事数基準で考える
月間PVあたりの平均成約金額(成約金額÷月間PV数)は221.9円、1記事当たりの平均成約金額(成約金額÷記事数)は2,370.8円でした。利益が少ない場合はアクセス数、記事数を元に価格を検討し、似た状況のサイトがいくらで成約しているか見比べながら決定すると良いでしょう。
3.利益がゼロまたはマイナス(月間利益が0円以下)のサイトの売却相場
利益がゼロまたはマイナス(月間営業利益が0円以下)のサイト238件の平均成約価格は約13.9万円(139,985円)です。成約金額の割合を見ると、「5万円未満」が15.5%、「5万円~10万円未満」が38.7%、「10万円~30万円未満」が34.0%、「30万円~50万円未満」が5.9%、「50万円以上」が5.9%という結果でした。
「5万円~10万円未満」と「10万円~30万円未満」の成約が7割以上を占めます。赤字ということもあり、前述の「月間利益が0円~1万円未満のサイト」よりは平均成約価格が低めですが、成果の出ていないサイトでも十分に売却可能性があることが伺えます。
PV・記事数基準で考える
月間1PVあたりの平均成約金額(成約金額÷月間PV数)は606.3円、1記事当たりの平均成約金額(成約金額÷記事数)は4,280.2円でした。なお、利益がゼロまたはマイナスのサイトは、前述の「利益が少ないサイト」に比べてPV・記事数が少ない(全体の約6割が月間PV1000以下または記事数100以下)傾向にあるため、1PV・1記事当たりの金額が高めになっています。
目安として月間PVが1000・記事数が100以上ある場合は、この平均成約金額を元に計算すると価格が高くなりすぎる可能性があるので注意してください。利益が少ないサイトと同様に、できるだけ同じような条件の売却案件事例を参考に値段を決めることをおすすめします。
ブログ売却相場の調べ方、ポイント
自動査定ツールを使って相場を調べる
自分のブログがいくらで売れるのか?「自分で計算するのは大変・難しい・相場価格をすぐに知りたい」という場合は、自動査定ツールの利用がおすすめです。
サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」では、すぐに査定結果が分かる無料の自動サイト査定ツールを提供しています。月間利益・PV・記事数などの項目を入力するだけ(最短1分)で、瞬時に査定結果を出すことができます。
利益やアクセスが少ないブログでも、査定してみると意外な結果になることも。ブログ売却の第一歩として、まずは一度査定をお試しください。
利益(売上)・アクセス数以外で評価されるポイントは?
サイト売買では利益(売上)やアクセス数といった成果がまず第一の評価ポイントとされますが、それ以外にも資産価値として評価される(価格の上乗せ根拠になる)ポイントが色々あります。
- コンテンツの質が高い、文字数・記事数が豊富
- 人気のジャンル、トレンドとなっているテーマ
- サイトのデザイン性、独自イラストやキャラクターなどを使って凝っているもの
- 運営歴が長い(目安5年~)
- ドメインパワー(検索エンジンからの信頼度を示す数値)が強い
特に成果が出ていないブログでは、コンテンツの善し悪しが評価の中心です。分かりやすく、読みやすく、内容が充実していることが重要です。コンテンツが豊富であることもプラスですが、文字数・記事数が多いだけで中身が薄い(キュレーション系・自動生成記事など)場合は評価されづらいので注意が必要です。
また、例えばVOD・漫画サービスなどの人気ジャンルや、今話題になっているテーマ、また逆に専門性が高くニッチなジャンル(この場合は特に記事の質が重要)などもプラス評価です。
人気の有料テーマを使っているなどデザイン性の高いサイトや、オリジナルキャラクター・独自イラストなどを使用している場合も、コンテンツの質の高さとして評価される場合があります。
高値が付きづらい・マイナス評価となってしまうポイントとは?
逆に成果が出ていても、高値が付きづらくなったり、マイナス評価とされてしまうポイントもいくつかあります。
- ブラックハットSEOを用いている
- YMYLジャンル(医療・金融・法律など健康・お金や人生の意思決定に関わるトピック)
- 更新頻度が求められるトレンド・速報系ブログ
- 属人性の高いサイト(特定の職業・経験を持っていないと難しい内容など)※外注が引き継げる場合はマイナスにならない
- 情報が古い・信憑性がない・内容が薄いなど、コンテンツの質に問題がある
買った後に運営がしやすいかどうか?安定して利益を維持できそうか?という観点において、上記のようなブログはマイナス評価とされてしまう場合があります。当てはまる場合は売却価格を低めに設定する、譲渡後のサポートを手厚くするなどして買い手のハードルを下げる工夫をしてください。
売却事例紹介
ここからは実際にどんなサイトがいくらで売れているのか、ラッコM&Aの成約案件の中からご紹介します。
※実際の成約金額は開示できないため希望売却価格の表示です。
1. 月間営業利益が1万円以上のサイトの売却事例
①老人ホーム・介護施設の情報サイト:140万円
月間利益17,200円、月間PV約30,000としっかりとした実績のあるサイトですが、相場よりもかなり高めの売却希望価格で成約されています。高値で売れた背景には、まずページ数3万以上という圧倒的なコンテンツ量が挙げられます。また、高齢化社会の中ますます需要が高まるジャンルであることや、関連する商品・サービスとの相性も良い(マネタイズの幅が広い)ことも高評価のポイントです。
参考:【月3万PV、総ページ数3万ページ以上】老人ホーム・介護施設の情報サイト
②雑学特化サイト:50万円
20~30代をターゲットにした雑学特化サイトで、月間利益は約15,000円、直近の月間PVは約8,600です。運営歴が7年と長いことや、数年間更新が停止していてもアクセスの低下が緩やか・収益があること、ネタが豊富なジャンルであることなどが相場よりも高めに成約されているポイントと考えられます。
参考:運営年数7年時用!最高月収10万以上!SEOに強い雑学サイト
③コーヒーマシン特化レビューサイト:96万円
コーヒーマシンに特化したオリジナルのレビューサイトで、月間利益は約44,000円、月間PVは約9,900です。こちらも運営歴が7年と長く、上位表示記事も多数・YouTubeチャンネルと合わせての譲渡など付加価値の高い案件です。案件情報を丁寧に記載することも、買い手の信頼を得る(成約率向上)ための大事なポイントと言えます。
参考:【人気のコーヒーマシン特化】運営歴7年!上位表示記事多数アリのレビューサイト!YouTubeチャンネル付
④食品・ダイエット情報ブログ:60万円
月間利益は約2万円、月間PVが約11万とアクセス流入がかなり大きいサイトです。収益が1年を通じて安定しており、記事数も200以上と豊富なことなどから、YMYLジャンルでありながらも相場よりも高め(利益の約3年分)の価格で成約しています。
参考:【一年中安定した収益を実現!】中期・長期系記事で構成された食品・ダイエットに関するブログ
⑤動画編集スクールの比較情報サイト:25万円
月間利益約15,000円、月間PV4,500の動画編集スクールに関するWEBメディアです。しっかりと相場に見合った価格で成約されています。YouTube・TikTokなど昨今の動画SNS人気を鑑みると、今後もしばらく安定した需要があるジャンルと言えるでしょう。
参考:【SEO上位掲載記事多数】動画編集スクールの比較情報メディア
⑥筋トレサプリ・トレーニング情報ブログ:12万円
筋トレサプリ・トレーニング種目の解説という専門性の高いジャンルで、月間PV2,000に対し月間利益1万円と、流入に比較して利益が大きめのブログです。YMYLジャンルということもあり希望価格は控えめに設定されていますが、20以上もの交渉申込が入った人気案件となっています。
参考:【120記事&40万字以上!】筋トレサプリ&トレーニングブログ(iherb紹介収益モデル)
⑦害虫駆除に関するブログ:19万円
春~秋に需要がある害虫駆除に特化したブログです。ニッチですが、流行り廃りがなく安定した需要があるジャンルと言えるでしょう。直近の月間800PVに対し月間利益約1万円とこちらもアクセスに対して利益率が高く、成果発生率が高い点も魅力的です。
参考:【放置で収益発生中!】害虫駆除のニッチなジャンルの超特化ブログ
2.月間営業利益1万円未満(成果が少ない・出ていない)のサイトの売却事例
⑧ドッグフードの評価など犬に関する情報サイト:25万円
ドッグフードに特化したペットジャンルのサイトです。立ち上げからたった3ヶ月で約5,000円の利益が発生しており、元獣医師に依頼した質の高い(権威性・信頼性が高い)記事などがアピールポイントです。運営開始から日が浅いためアクセス数は月485PVと非常に少ないものの、アフィリエイト収益の伸びしろがある点が高値での成約に繋がったと考えられます。
参考:【運用3か月で収益あり!】ドッグフード評価と犬の悩み改善サイト
⑨中小企業庁の中古ドメインを使った創業・資格系のサイト:63万円
直近の月間利益は約3,700円、月間PVは約3,000のサイトです。成果ベースで考えるとかなりの高値で成約されていますが、中小企業庁が利用していた中古ドメインのため、ドメインパワーが強いことが価格へ上乗せされています。
参考:【中小企業庁が利用していた中古ドメイン】創業関連・資格関連のサイト!
⑩海外移住系ブログ:25万円
月間利益は3,700円ですが、年間平均の月間PVは12,000としっかりとしたアクセス流入があるサイトです。記事数も200以上と豊富で、ドメインパワーやページオーソリティー(検索エンジンでどの程度上位に表示されやすいかを示す指標)が高めである点も評価に繋がりやすいポイントです。
⑪台湾情報の特化サイト:14万円
台湾に特化したサイトで、月間利益はマイナス1,000円の赤字、直近月間PVは713です。1年以上放置状態であるものの更新していた時は最高月間PVは8,800と、改善次第で十分流入が見込めそうです。旅行・クレジットカード・WIFI関連などアフィリエイトジャンルが広げやすく、テーマが絞られているためブログ初心者でも取り組みやすそうな点など、成果が出ていなくても成約に繋がるポイントが見受けられます。
⑫田舎・農家に特化した恋活・婚活メディア:8万円
地方の農家・漁師などに特化した恋活・婚活情報を発信するアフィリエイトブログです。直近の月間利益は約1,500円、月間PVは約1000です。ニッチな分野に特化しており、50記事程度で1年以上更新が止まっていてもアクセス・収益があることから、伸びしろのあるブログと言えそうです。
参考:【田舎や農家等に特化した恋活・婚活メディア】広告選び・記事追加などで大きく改善余地あり
⑬子育て情報系サイト:8万円
子育てに関するブログで、月間利益はマイナス800円の赤字・月間PVも281とほとんど流入はありません。2016年からと運営期間が長いことや、記事数も200と一定数のコンテンツがある点がポイントです。流行り廃りのないジャンルや古くなりにくい情報は、ストック型の資産記事として見なされやすい利点があります。
参考:【最終価格】子育てに関する情報を主とする(雑記事も含む)サイト
⑭イベント・生活情報に関するブログ:5万円
月間利益約1,000円、月間PV約1,700のイベント情報・グルメなどの身近な生活情報をテーマにしたブログです。成果自体は少ないものの、流入・アドセンス報酬が増加傾向であることや記事数が100以上あり、テーマも外注化しやすいイベント・季節ネタという点がアピールポイントとなり、成約に繋がっていると考えられます。
参考:アクセス数右肩上がり! イベント・生活系中心のトレンドブログ
実際にブログを売却するにはどうすればいい?
ここまではブログの実績に応じた売却相場や、実際の成約事例をご紹介してきました。ここからは、実際にブログを売るにはどうすればいいのか?おすすめのタイミングや売却の流れについて説明していきます。
ブログ売却のタイミング・こんな場合は売却がおすすめ
ブログ売却を検討し始めたら、できるだけ収益やアクセスが好調なうちに売却活動を始めるのがおすすめです。売買価格は基本的に利益をベースに考えますので、利益が高ければ当然価格も高くなるほか、運営が好調であればアピールポイント(価格の上乗せ要素)も多くなります。
アクセスや収益が落ち始めてしまったブログも、なるべく早めに売却活動を始めるのが良いでしょう。サイト売買では特に、最初の掲載開始タイミングに最も注目が集まります(ラッコM&Aの統計調査では、9割の案件が掲載から24時間以内に最初の交渉申込が発生しています)。案件の魅力が減ってしまわないうちに売ることが、良い条件で売却する秘訣です。
また成約事例からも分かるように、成果が出ていないサイトや放置ブログでも売却できる可能性は十分にあります。ただ閉鎖するよりは、売ってしまった方がサーバー費用・ドメイン費用などを回収できるかもしれません。更新が止まっているサイト・放置状態のブログがある場合は、閉鎖の前に一度売却を検討してみるのはいかがでしょうか。
ブログ売却の流れ
基本的なブログ売却(サイト売買)の流れを説明していきます。サイト売買では基本的に全ての手続きがオンラインで完結します。取引フローのほぼ全てがシステム化されているサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』なら、最短数日~1ヶ月での取引完了が可能です。
①査定・相場調査
ブログ売却の第一歩は、売買相場の把握から行います。サイト自動査定ツールや成約事例を活用して、自分のサイトがいくらで売れそうか?似たサイトはいくらで売れているか?を調べましょう。高すぎて買い手がつかなかったり、逆に安売りしすぎてしまったりといったリスクを避けるためにも、事前の相場調査はマストで行っておきましょう。
②案件登録
売却価格の目安が分かったら、サイト売買サービスに案件を登録します。利用するサービスによって掲載までの手順は異なりますが、掲載には事前審査が必要です。案件に登録する情報は誠実・正直・かつ最新のものを提供するようにしてください。
ラッコM&AではサイトのURL・収支情報・アクセスデータ(Googleアナリティクスとの連携も可能)やサイト概要などの基本情報のほか、エビデンス資料の添付・買主への質問事項など、ガイドに従って入力するだけでスムーズな取引に必要な情報を網羅することができます。
③買主との売買交渉
掲載開始後は、買主から交渉申込みが入るのを待ちます。ラッコM&Aでは売主が交渉を承認した買主にのみ、URLなどの重要情報が開示されます。買主の売買実績などを確認した上で判断する事前承認制を取ることも可能です。
交渉はラッコM&Aの場合、チャットを通じて直接行います。買主からは具体的な運営作業内容・外注体制の引継ぎに関する質問や、売上・アクセスに関する追加資料の提出を求められる場合があります。誠実かつスピーディーな対応を心がけましょう。スムーズに取引できる相手かどうかを見極めるため、サイト運営経験の有無や購入後の運営方針などをこちらから聞いてみるのも良いでしょう。
交渉の末、売却先とする買主を決めたら契約締結に進みます。
④事業譲渡契約締結
サイト売買では譲渡後のトラブルを避けるため、個人同士であっても事業譲渡契約を交わすのが基本です。契約書はインターネット上で公開されているひな形や、サイト売買サービスが提供しているものを利用すると良いでしょう。電子署名サービスを使えば、締結作業もオンラインで済ませることが可能です。
ラッコM&Aでは弁護士監修の契約書ひな形をご利用頂けます。契約書の内容には事前に入力した取引条件が自動で反映され、内容の編集・ダウンロードも簡単に行えます。弁護士無料相談サービス(契約書の内容に関する相談のみ)や、電子署名サービスとの連携による契約締結までしっかりサポートされており、初心者でも安心して契約を進めることができます。
⑤買主による代金の支払い
契約締結後、買主がサイト売買サービスに売買代金を支払います。サイト売買サービスでは、支払いにエスクロー方式を採用していることがほとんどです。エスクローとはまず買主から仲介者(サイト売買サービス)が代金を預かり、譲渡物の引き渡しが無事に完了したことを確認できてから、仲介者が売主に代金を支払うという仕組みです。買主は代金の持ち逃げリスク、売主は譲渡物の持ち逃げリスクをゼロにできるため、双方にとって安心の仕組みです。
⑥サイト移行(譲渡物の引き渡し)・検収
代金の入金が確認できたら、サイト移行作業を開始します。必要な場合は、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなど、解析ツールの管理権限の引継ぎも合わせて行います。
基本的にサイト移行では、ドメイン移管・サーバー移転の2つの作業が必要です。やや専門的な知識を必要とするため、不安な方はサイト売買サービス等が提供する移行代行を利用すると良いでしょう。代行サービスを利用することで、移行がうまく行かず取引が長引いてしまったり、最悪の場合データが消えてしまうといったリスク・トラブルを避けることができます。
全ての譲渡物の引き渡しが完了したら、買主による検収期間(譲渡物に問題が無いか確認する作業)に入ります。
⑦取引完了
買主の検収に合格したら、サイト売買サービスは売主に売買代金を支払います。これでサイト売買取引は完了です。契約内容によっては、取引完了から一定期間は売主が運営サポートを行う場合があります。
ブログ売却なら自動査定もできるラッコM&Aがおすすめ!
2021~2022年の掲載数・成約数No.1のサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』は、初めてのブログ売却でも安心・快適にご利用いただける仕組みが整っています。
無料ですぐに結果が出るサイト自動査定と、豊富な成約実績(累計1,500件以上)を参考にできるため、自分のサイトがいくらで売れそうか?売却前に具体的なイメージを持つことができます。
掲載から交渉・契約書締結・取引完了にいたるまで取引のフローがほぼ全て自動システム化されているので、サービス営業時間を気にせず当事者間でサクサク取引を進めることができます。次のアクションがユーザー専用のマイページ・メールなどでお知らせされるため、初めての売買でも迷いません。
円満な取引に欠かせない契約周りも、ラッコM&Aでは手厚いリーガルサポートを用意しています。
- 弁護士監修の事業譲渡契約書が使える(取引条件をフォーム記入するだけで自動反映)
- 契約締結はオンラインで簡単・スピーディー(世界トップシェアの電子署名サービスDocuSign採用)
- 契約書の内容について無料で弁護士にチャット相談できる
また、売買取引の中でも特に手間と時間が掛かるサイト移行へのサポートも充実しています。サイトの運営経験はあっても、サイトの引っ越し(サーバー移転・ドメイン移管)はなかなか行う機会がなく、未経験という方も多いと思います。ラッコM&Aではオプションでサイト移行代行サービスを提供しているため、安全・スピーディーにサイト譲渡を済ませることが可能です。
豊富な買い手、安心で使いやすいシステムと充実したサポートが揃ったラッコM&Aは、ブログ売却初心者から経験者まで全ての方におすすめできるサイト売買プラットフォームです。ブログ売却に興味がある方は、まずは一度ラッコM&Aの自動査定をお試しください!